医療者インタビュー 臨床工学技士16年 Tさん 仕事の考え方やエピソードについて

インタビュー

学生時代から医療業界でのキャリアを志し、大学卒業後、臨床工学技士の免許を取得するために

1年の専門コースに進学しました。

その後、総合病院で12年間、そして透析クリニックで4年間勤務しています。

総合病院での経験は、臨床工学技士としての基盤を築く上で重要であり、

また、社会人として活躍するために必要な柔軟性を身につける機会となったようです。

そんな経歴のTさんに、臨床工学技士の仕事の考え方についてインタビューしました。

臨床工学技士の仕事について

Q: どのようなときに仕事のやりがいを感じますか?

提案した意見が通ったときです。

最近では、蘇生バッグをリューザブル蘇生バッグからディスポーザブル蘇生バッグへの変更案、

超音波エコー購入の意見が通りました。

Q: これまでに、どのような悩みがありましたか?

責任感が足りない人がいることです。

具体的に責任感が足りないとは何ですか?

自分の中で、仕事の制限やノルマを決めてる人。

患者をきちんと見てほしいと思います。リスク管理や安全面が確保されていないのが悩みです。

Q: 仕事をする上でもっとも大事なスキルや考え方は何だと思いますか?

周りを見る力と事故に対する先読み力。

どうしたら、そのスキルは身につきますか?

作業に対しての理由がわかってない気がします。

最低限、機械のアラーム対応は、すぐに動いてもらいたい。

本当に目で周りを見るってことですね。

Q: 臨床工学技士として大切にしてること、心がけていることは何ですか?

「患者さんに長生きしてもらいたいという気持ちです。

仕事のエピソード

Q: 今まで働いてきて一番印象に残っているエピソードはありますか?

パワーハラスメントですかね。「俺が黒といったら黒なんだ。」「お前の上司はだれ?」

みたいな言動が過去にありました

嫌だけど仕方ない。誰も逆らえないし従うしかない。自分より、医療の知識があるから逆らえないし。

逆をいえば、医療の知識で上回れば意見がいえるということですか?

それをしたら、もっとエスカレートすると思います。

Q: 臨床工学技士という職業で難しかったことを教えてください

新しい業務を覚えることです。

心臓カテーテル業務が臨床工学技士で一番苦労しました。

血液浄化業務と心臓カテーテル業務、どっちが楽しいですか?

心臓カテーテル業務です。治療デバイスを数おおく選択できたり、波形をみるのが好きでした。

Q: 仕事での失敗談はありますか?

臨床工学技士1年目に機器を故障させたことです。

先輩に、経腸栄養用ポンプの点検を依頼されました。

点検方法をまだ教えてもらっていないため、取扱説明書をもとに行っていたのですが、

経腸栄養用ポンプの清掃時に、基盤をぬるま湯につけてしまい3台故障しました。

Q: 先輩や同僚からのアドバイスで今もつづけてることはありますか?

今まで言われたアドバイスは全部つづけていると思います。

とくに患者のリスク管理については気をつけています。

今までの話しから、リスク管理の意識が高い印象をうけますね。

Q: 臨床工学技士として、成長の実感があるのはどんなときですか?

1人で業務を何ごともなくスムーズにできたとき、独り立ちしたとき。

そして、その業務内容に自分が納得したときです。

過去の自分へのアドバイスやメッセージ

いろんな業務に興味を持ってほしいです。

一つの業務を極めるのも重要です、技士は業務の幅がひろいから。

いろんなことを経験した方がみえてくる景色が違うと思う。

もしかしたら違う職場にいたかもしれないだろうし。それが正解かはわからないけど。

過去を踏まえて、成長に必要なことは何ですか?

コツコツと積み重ねること。

慢心しないこと。

初心を忘れないこと。

インタビューまとめ

仕事に対してどう考えて行動しているのか。

Tさんは医療事故に関するリスク管理への強い意識を持っていました。

わたしたちの仕事へのアプローチは、過去の経験や環境が大きく影響していることが

改めてわかりました。

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